新型コロナウイルスの拡大や働き方改革によって健康の重要度が高まっている現(xiàn)在、健康増進手當の導入を検討する企業(yè)は多いです。
生活習慣改善に向け効率的に従業(yè)員のやる気を高める手段として、健康増進手當は有効です。
しかし実際に健康増進手當を?qū)毪工腚Hには、導入のメリットやデメリット、支給の対象について疑問を抱く方が多いでしょう。
そこで今回は、健康増進手當の概要や導入するメリットやデメリット、導入した企業(yè)の事例を紹介します。
健康増進手當の導入を検討している場合には、ぜひ參考にしてください。
目次
1 健康増進手當とは2 健康増進手當の導入で得られるメリット2.1 健康意識が高まる2.2 健康への意識を?qū)澩獾膜衰ⅴ冤`ルできる3 健康増進手當のデメリットとは3.1 コストがかかる3.2 不公平感が生まれることもある3.3 不正が起こる可能性がある4 支給対象とすべき従業(yè)員と導入のポイント4.1 禁煙者に対して支給4.2 健康診斷の結果に対して支給4.3 健康への取り組みに対して支給4.4 殘業(yè)時間削減に対して支給4.5 有給取得率向上に対して支給4.6 複數(shù)の條件を満たした人に支給5 健康増進手當の導入事例5.1 株式會社クレスト5.2 大建工業(yè)株式會社5.3 株式會社エムステージホールディングス5.4 株式會社アクアリーフ6 まとめ:健康増進手當の効果は絶大!手當で健康意識を変革させよう健康増進手當とは
健康増進手當とは企業(yè)が設定した健康に関する條件を達成した場合、従業(yè)員に支給する手當です。
健康増進手當の支給額は、月に1,000円から3,000円程度が一般的です。
企業(yè)によっては、年間を通して健康への取り組みを達成した従業(yè)員に、年3萬円程度をまとめて支給するケースもあります。
従業(yè)員が不健康な狀態(tài)では生産性やエンゲージメントの低下など、さまざまなマイナスの影響が起こります。
體調(diào)不良が悪化すれば、會社を長期間休む従業(yè)員や退職を選ぶ従業(yè)員も出てきます。
企業(yè)や従業(yè)員が抱えるリスクを考えると、健康増進手當を?qū)毪工雭齻帳鲜证摔ⅳ毪趣いà蓼埂?/p>
健康増進手當の導入で得られるメリット
健康増進手當を?qū)毪工肽康膜?、企業(yè)によってさまざまです。
ここからは健康増進手當を?qū)毪工伽预盲皮い肫髽I(yè)に向け、健康増進手當導入のメリットを2つ紹介します。
健康意識が高まる
健康増進手當をもらうには、健康に関する取り組みを達成しなければいけません。
そのため「取り組みに參加すれば健康増進手當がもらえる」と、健康に向け動き始める従業(yè)員が増えます。
健康増進手當をきっかけにして健康の重要さに気づく従業(yè)員が増えれば、長期的に健康意識が向上します。
健康的な習慣を身につけるには、実際の取り組みで効果を?qū)g感してもらうことが大切です。
健康への意識を?qū)澩獾膜衰ⅴ冤`ルできる
外部関係者や株主が企業(yè)評価のため、健康への取り組みを見る可能性は少なくありません。
従業(yè)員が不健康であれば、欠勤者の増加やエンゲージメントの低下など業(yè)績低下につながります。
従業(yè)員が健康に働けているかどうかは企業(yè)の今後を左右する大きな要因だといえるため、重要視する方が増えているのです。
また健康への取り組みが評価されると、働きやすい環(huán)境が整っている會社として求職者から選ばれる可能性が上がります。
人材が不足している現(xiàn)在、求職者へのアピールとして健康増進手當の導入は効果的です。
健康増進手當のデメリットとは
健康増進手當のデメリットを知ることで、導入後のトラブル防止につながります。ここからは健康増進手當導入で注意すべき點と解決法を紹介します。
コストがかかる
健康増進手當の相場は1人あたり月1,000円?3,000円程度であり、年間では1人當たり36,000円ほどになるためコスト面で負擔がかかります。
費用負擔の増加が、企業(yè)や団體の経済狀況に影響を與える可能性は少なくありません。
また健康への意識が高まるほど健康増進手當を受け取れる従業(yè)員が増え、費用面の負擔は増加します。
しかし従業(yè)員が健康になることで仕事を効率的に進められるようになるため、生産性アップに期待できます。
どうしても費用負擔が重い場合は段階的に基準を見直す、他の取り組みに切り替えるなどして調(diào)整してください。
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不公平感が生まれることもある
特定の従業(yè)員しか手當を受け取れない狀態(tài)だと、他の従業(yè)員から不満が出ることもあります。
例えば禁煙に成功した従業(yè)員にのみ手當を支給する場合、もともと煙草を吸わない人は手當を受け取れません。
そのため非喫煙者にとって、健康増進手當制度は不公平なものです。
しかし手當の支給基準を変えれば、不平等感を減らせます。
先ほどの例においては喫煙していない期間に応じて手當を支給すれば、喫煙しない方も手當を受け取れます。
また健康診斷の受診やウォーキングなど全従業(yè)員が共通して取り組める項目を追加すれば、不満は出にくくなります。
不正が起こる可能性がある
従業(yè)員の行動をすべてチェックするのは現(xiàn)実的ではなく、不正に手當を受け取る従業(yè)員も出てきます。
例えば禁煙に成功した人に手當を支給する場合、禁煙をしたと申告している従業(yè)員が影で喫煙している可能性もあります。
健康増進手當導入の際にはルールを明確化したうえで、不正受給者に対して厳しい対応を行うことが重要です。
不正受給が発覚した場合に備え、支給対象から外す、返金してもらうなど厳しい対応も検討してください。導入時にルールを明確化することで、不正受給を予防できます。
支給対象とすべき従業(yè)員と導入のポイント
健康増進手當を?qū)毪工腚Hは、従業(yè)員が納得するような支給條件の設定が重要です。
解決したい健康課題に対し、支給條件や細かな內(nèi)容を決めてください。
ここからは代表的な支給対象と導入のポイントについて詳しく解説します。
禁煙者に対して支給
喫煙は肺がんによる死亡率の増加、慢性気管支炎や呼吸困難などさまざまな癥狀につながります。
喫煙による健康リスクを減らしたい場合、健康増進手當の対象を禁煙者にしてください。
健康増進手當によって禁煙のきっかけが生まれ、健康への意識が変わります。
ただしすでに禁煙者であっても対象に含めるのか、影で喫煙している人に対してはどう対処するかといった問題があります。
支給対象者の條件を明確にする、非喫煙者でも達成できる條件を設定するなどして、不公平感のない制度を作ることが大切です。
參考:厚生労働省 資料7 喫煙の健康影響について
健康診斷の結果に対して支給
労働安全衛(wèi)生法第66條に基づき、従業(yè)員の健康診斷が義務化されています。
身體的な健康問題を予防したい場合は、健康診斷の結果を利用し健康増進手當を支給するのがおすすめです。
健康診斷に関連した支給條件には、次のものがあります。
健康診斷の結果に異常がなかった従業(yè)員に支給 肥満度の數(shù)値(BMI)が基準値に達した場合に支給ただし年齢と共に健康へのリスクは高まるため、年齢を問わない基準では年を重ねるにつれ達成が難しくなります。
支給の際には、年齢を考慮して異なる條件を設けるなどの対策が必要です。
また健康狀態(tài)が昨年の診斷より改善された場合に支給するなど、相対評価による條件設定だと不公平感が生まれにくく効果的です。
參考:厚生労働省 労働安全衛(wèi)生法に基づく健康診斷を?qū)g施しましょう(P1)
健康への取り組みに対して支給
健康セミナーやイベントに參加した従業(yè)員に対し、手當を支給するのも効果的です。
健康増進手當以外にも健康に関する取り組みを?qū)g施している場合は、検討してください。
例えば會社としてウォーキングを推進している場合、1日の平均歩數(shù)が8,000歩以上の従業(yè)員に対して健康増進手當を支給する、といった條件が考えられます。
手當金が貰えるのであれば取り組んでみようと考える従業(yè)員は多いため、取り組みへの參加者を増やすなら健康増進手當がおすすめです。
殘業(yè)時間削減に対して支給
長時間の殘業(yè)は脳や心臓、胃の疾患や精神障害につながります。
呼びかけをしているものの殘業(yè)時間が減らない場合、殘業(yè)時間削減を支給の対象條件にすると健康効果が見込めます。
社內(nèi)一丸となって殘業(yè)時間削減に取り組めれば、従業(yè)員の私生活も充実し會社への満足度が向上します。
しかし仕事が忙しく苦労して殘業(yè)したのに手當をもらえない狀態(tài)では、不平等感につながります。
部署ごとに殘業(yè)時間と仕事量の現(xiàn)狀を調(diào)査し、不公平さが生じない支給條件について議論してください。
參考:一般社団法人 新潟県労働衛(wèi)生醫(yī)學協(xié)會 長時間労働による健康障害「長時間労働の健康影響」より
有給取得率向上に対して支給
有給取得率が低い環(huán)境では、日常生活やプライベートの用事より仕事を優(yōu)先してしまいがちです。
十分に休めない狀況だと心身に負擔がかかり、寢不足や気分の落ち込み、うつ病などの不調(diào)につながる可能性があります。
充実した生活を?qū)g現(xiàn)してもらうため有給取得率を上げたい場合は、有給取得率に対し、健康増進手當を支給してください。
健康増進手當を?qū)毪工毪?、社?nèi)で有給取得率向上への意識が高まります。
また休暇の取得をしやすい雰囲気が生まれ、精神的な安心感にもつながります。
複數(shù)の條件を満たした人に支給
禁煙や運動への取り組み、健康診斷の結果など、健康増進手當の支給條件は多數(shù)あります。
意欲的にさまざまな取り組みに挑戦してもらうなら、複數(shù)の取り組み條件を設定するのがよいでしょう。
しかし達成するための支給條件が厳しすぎる場合、取り組む人がいなくなる可能性もあります。
複數(shù)の條件を設定する場合には支給金額をアップし、従業(yè)員のモチベーションを高めることが大切です。
健康増進手當の導入事例
ここからは、健康増進手當を?qū)毪筏磕康?、運用條件を中心として健康増進手當を?qū)g際に導入した企業(yè)の例を紹介します。
株式會社クレスト
出典:株式會社クレスト
株式會社クレストでは2020年4月よりテレワークを?qū)毪筏郡猡韦?、運動不足の従業(yè)員が増えている狀況でした。
そこで従業(yè)員の健康への行動や意識を向上させ運動不足を解消するため、健康増進手當を?qū)毪筏皮い蓼埂?/p>
以下が健康増進手當の內(nèi)容です。
支給條件:必修條件4項目に加え、任意條件のうちいずれか2項目を達成した者 必修條件:定期健康診斷の受診、ストレスチェックの受検、1年間で10か月以上の勤務、1年間を通じて非喫煙者 任意條件:當年度付與の有給休暇を60%以上消化、1年間の平均殘業(yè)時間が月當たり20時間以內(nèi)、健康診斷のBMI値が標準値、8,000歩以上歩いた日が100日以上導入の結果支給條件を満たした642名の従業(yè)員のうち、581名が「健康管理に関する意識が強くなった」と回答しました。
また219名の従業(yè)員が「健康管理のための行動を起こした」と答えており、健康行動に変化が見られました。
參考:共同通信PRWire 社員642名に『健康増進手當』を初支給
大建工業(yè)株式會社
出典:大健工業(yè)株式會社
大健工業(yè)株式會社では「喫煙社員ゼロ」を目標に、健康増進手當を?qū)毪筏皮い蓼埂?/p>
健康増進手當の支給基準は、次のとおりです。
対象者:正社員?契約社員?囑託社員 支給條件:卒煙チャレンジを達成した者、健康診斷を受診した者 ※卒煙:將來を含め喫煙しないこと
※卒煙チャレンジ:1か月間禁煙に挑戦してもらうこと
取り組みの結果、70名が卒煙チャレンジに成功しました。
また未達成者でも喫煙本數(shù)が減少しており、「喫煙社員ゼロ」に向けて効果を出せたといえます。
參考:大建工業(yè)株式會社 健康経営の推進に向け「健康増進手當」の支給開始
株式會社エムステージホールディングス
出典:株式會社エムステージホールディングス
株式會社エムステージホールディングスでは、健康増進手當の目標項目に有給休暇消化率50%以上を掲げて取り組みを行っています。
健康増進手當の取り組み內(nèi)容は、次のとおりです。
支給條件:有給休暇消化率50%以上、殘業(yè)時間が月平均45時間未満、非喫煙、無遅刻?無欠勤、BMI標準値(18.5 以上25.0 未満)を年間で達成した者 支給金額:年額30,000円導入の結果、応募者48名中17名が條件を達成しており、持続的な組織づくりにつながっています。
參考:株式會社エムステージホールディングス INSTITUTION 社內(nèi)制度
參考:PR TIMES ~健康的な働き方への社員の“自主的な”意識を高める~ 有給休暇の消化率50%以上+4つの指標達成で年額5萬円の健康増進達成手當を支給
株式會社アクアリーフ
出典:株式會社アクアリーフ
株式會社アクアリーフでは従業(yè)員の意識を高めて心身の健康を維持してもらうため、2021年より健康増進手當を?qū)毪筏皮い蓼埂?/p>
健康増進手當の取り組み內(nèi)容は、次のとおりです。
支給條件:非喫煙の者、健康診斷を受診し一定以上の判定が出た者、階段利用とウォーキングへの取り組みが基準を満たしている者、毎月連続5日間の食事を記録?提出しているもの支給金額:條件項目數(shù)×300円を毎月支給
導入のポイントは禁煙以外に、誰もが取り組める項目を追加した點です。
また食事やウォーキングの記録を條件に含むことで、幅広い視點から自身の健康に目を向けられる制度となりました。
參考:株式會社アクアリーフ アクアリーフが健康経営の取り組みとして「健康増進手當」の支給を開始
まとめ:健康増進手當の効果は絶大!手當で健康意識を変革させよう
「従業(yè)員の健康意識を向上させたい」「健康への取り組みに積極的に參加してもらいたい」
という企業(yè)には、健康増進手當が効果的です。
従業(yè)員が健康に対して前向きに取り組める施策として、健康増進手當を検討してください。
健康増進手當支給の條件はさまざまですが、デスクワークが中心となっている現(xiàn)在、運動不足解消のために歩數(shù)を條件とするのがおすすめです。
運動の効果を従業(yè)員に実感してもらうなら、ぜひ福利厚生アプリ「KIWI GO」を試してください。
KIWI GOは、ダウンロードするだけで簡単に歩數(shù)が計測できるスマートフォン向けアプリです。
歩數(shù)に応じて貯まるコインでごほうびがもらえる機能もあるため、楽しくウォーキングに取り組めます。
従業(yè)員の健康のため、ぜひ導入を検討してください。